「9割方全壊、壊滅的な状況」珠洲市市長が語る被害状況 住民に不安募る 能登半島地震

地震発生から2度目の夜も能登地方を震源とする地震が相次ぎ、住民にとって不安な夜となりました。
昨夜、珠洲市内に入った取材班。揺れによる家屋の倒壊だけでなく、津波によって流されたとみられる車や家具の残骸が広がっていました。
住民の不安に追い打ちをかけるのは、収まる気配のない余震の恐怖です。きょう午前2時すぎには珠洲市で震度5強を観測する地震が発生。
こうしたなか、珠洲市の泉谷市長がきのう、JNNの単独取材に応じ、市内の壊滅的な被害状況を語りました。
珠洲市 泉谷満寿裕市長「私もきょう日中、少し飯田町を見たが、ほとんど建っている家がない。9割方全壊、もしくはほぼ全壊といったような状況。本当に厳しい状況、壊滅的な状況」
珠洲市の小学校に設置された避難所。けさから、個人の判断で一時的な帰宅ができるようになりましたが、住民の不安は拭いきれません。
一方、けさ、避難所に到着したのは愛知県からのボランティア。水や食料の入った段ボールを次々と運び込みます。
住民の不安な日々はしばらく続きそうです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする