羽田空港で起きた航空機衝突事故。 死亡した海保機の乗員の元上司が悲痛な胸の内を語りました。
相馬文良さん(71) 「明るい性格で、要するに若手のまとめ役みたいな感じ」
松前町に住む、相馬文良さん。 事故で亡くなった海保機の乗員、帯刀航(たてわき・わたる)さんの元上司です。
2日夕方、羽田空港で日本航空機が海上保安庁の航空機と衝突。 この事故で海保機に乗っていた5人が死亡しました。 相馬さんは、小樽海上保安部に勤務していた十数年前、「巡視船ほろべつ」で、亡くなった探索レーダー士の帯刀航さんと1年間ともに過ごしました。
死亡した帯刀航さんの元上司 相馬文良さん(71) 「みんなよく頑張っていたと思うが、特に帯刀の場合は頑張っていた。(一緒に勤務していたのは)1年間ですけど、今でも痛切に思い浮かびます。大きな事故ですから。やっぱりショック。ましてや一緒に船で、同じ釜の飯を食った仲ですから、脳裏にも彼の顔が浮かんできまして、元気だった頃の顔がね」
事故当時、海保機は能登半島地震の被災地に支援物資を届けに行く途中でした。 5人が死亡した航空機衝突事故、原因究明が待たれます。