日本大学のアメフト部をめぐる違法薬物事件で最初に逮捕された男子部員に対し、東京地裁は懲役1年4か月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。
日大アメフト部員で3年生の北畠成文被告(21)は、去年7月、東京・中野区にある寮の部屋で覚醒剤を麻薬と誤って認識し所持したとして麻薬取締法違反の罪に問われています。
去年12月の初公判で北畠被告は起訴内容を認め、大麻を使用していた部員について「10人程度だったと思う」と述べました。
また、裁判では、当時、副学長だった沢田康広氏らによる学内の調査で違法薬物が見つかったときの状況を振り返り、北畠被告は「監督が『沢田さんに見つかってよかった』と言っていた」「沢田さんがもみ消すと思った」と証言していました。
検察側は懲役1年6か月を求刑する一方、弁護側は執行猶予付きの判決を求めていました。