滋賀県高島市内の施設に入居する、84歳の男と長男が、妻とみられる遺体を遺棄した疑いで逮捕されました。2人はスーツケースをもって昨年末に入居したばかりでした。死体遺棄の疑いで逮捕されたのは、滋賀県高島市に住む無職の宮田義信容疑者(84)と、長男の直樹容疑者(53)です。警察によりますと、2人は9日午後5時半ごろ、入居する高島市内の施設に1人の遺体を遺棄した疑いがもたれています。施設の関係者から「腐敗臭がする」と通報があり、警察が部屋を確認したところ、スーツケースの中から、布に包まれた裸の遺体が見つかったということです。腐敗が進んでいて数年前に死亡したとみられます。義信容疑者は「妻だ」と説明しているということです。2人は去年末に施設に入居したばかりで、遺体は持ち込んだとみられます。警察は遺体を司法解剖して、身元や死因について調べる方針です。