地震被災地 能登は積雪や土砂災害に注意を
地震被災地のこの先一週間の天気
能登半島地震の被災地では短い周期で天気が変化します。来週前半にかけて雪や雨の降る日が多く、大雪や吹雪になるおそれもありますので、最新の気象情報をご確認ください。地震の揺れで地盤が緩んでいるため、雨が降ると平常時より少ない雨量で土砂災害が発生するおそれがあります。また、雪が降ると損傷した建物が積雪の重みで倒壊したり、救助活動・物資輸送への支障などが懸念されます。避難生活をされている方は、低体温症や一酸化炭素中毒等に注意してください。
週明けは日本海側で大雪のおそれ
週間予想天気図 14日(日)～19日(金)
この先、北日本や日本海側は天気が周期的に変化します。明日13日(土)は北日本を中心に西高東低の冬型の気圧配置となり、北日本や北陸など日本海側を中心に積雪増加や吹雪に注意が必要です。14日(日)から15日(月)にかけては低気圧が急速に発達しながら北海道の北へ進み、週明けは再び西高東低の冬型の気圧配置となります。13日(土)以上に強い寒気が南下するため、北海道から山陰にかけての日本海側を中心に雪や雨が降る予想です。特に、16日(火)は北陸や北日本日本海側を中心に大雪や吹雪に警戒が必要です。公共の交通機関への影響も懸念されるので、事前に各社のHPなどをご確認ください。
関東など太平洋側も雨や雪の可能性
この先、太平洋側は晴れるところが多いものの、雨や雪の降る可能性があります。13日(土)は寒気の影響で、関東や東海、近畿などでもにわか雨や雪の可能性があります。路面が濡れるほど雨や雪が降った場合は、翌日14日(日)朝に路面凍結の心配があります。大学入学共通テスト二日目の朝は、受験生の皆さんは足元に十分ご注意ください。週明けはさらに強い寒気が流れ込む影響で、東北太平洋側や東海以西の太平洋側でも雨雲や雪雲が流れ込む可能性があります。関東でも大気の状態が不安定となり、にわか雨やにわか雪の可能性があります。こまめに最新情報をご確認ください。
冬らしい寒さが続く
来週にかけて平年のこの時期らしい気温となる予想で、冬らしい寒さが続きます。寒気が南下するタイミングでは広範囲で厳しい寒さとなり、昼間でも10℃に届かないところが多くなる見込みです。太平洋側では晴れる日の朝には放射冷却が効いて冷え込みが強まり、厳しい寒さが続く予想です。