能登半島地震の犠牲者23人の氏名公表…石川県

石川県は15日、遺族の同意が得られた能登半島地震の犠牲者23人の氏名などについて、初めて公表した。馳浩知事は「(亡くなった方の)人生の尊厳、関わった方々への報告という意味で(公表は)公益性がある」と述べた。
県によると、23人は10~93歳で、男性10人、女性13人。自治体別では、輪島市11人、珠洲市と穴水町各5人、七尾市2人。死亡の状況は、家屋倒壊18人、土砂災害4人、遺族の意向で非公表1人。今後、遺族が希望すれば、圧死や溺死といった具体的な死因も明らかにするという。
県は所在が分からず連絡が取れない「安否不明者」について、3日夜から発表していたが、死者名は公表してこなかった。馳知事は「公表が遅れたわけではない。遺体の安置や検視、遺族を捜すプロセスに時間を要した」と説明した。
15日に発表された死者は以下の通り(敬称略)。

石野精一58▽中山弘幸91

稲垣寿46▽上野和枝86▽尾形晶子60代▽川端恵子56▽北山洋子65▽下地みさの89▽末藤翔太40▽高はるみ93▽田上嘉子77▽日吉浩幸63▽松井健55

市町衆司89▽大谷スイ子75▽要ミネ90▽灰庭真喜子64▽山根敏枝73

小林洋一82▽高田美穂34▽高田羚善10▽中島國子65▽中島博67

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする