厚生労働省は15日、能登半島地震で被災した社会福祉施設などに派遣する介護職員について、全国43都道府県から約1700人の応募があったと明らかにした。内訳は、介護職が約600人、生活支援員など障害福祉の専門職が約400人、その他、看護師や理学療法士など。
同省によると15日に介護施設などへ5人、「1.5次避難所」に13人が派遣された。現地のニーズに応じて順次派遣を続ける方針で、週内には20~30人が現地入りする見通し。
石川県内では、多くの高齢者施設や障害者施設が停電や断水の被害を受けたほか、施設の職員が被災し、人手不足が続いている。厚労省は10日付で各都道府県に通知を出し、2月末まで活動できる介護職員らを全国から募っている。
[時事通信社]