能登半島地震で大きな被害を受けた石川県七尾市の和倉温泉。地震の影響で配管が壊れ、温泉の源泉がストップしていました。ほとんどの旅館が休業していますが、温泉街に明るい兆しがありました。 1月16日、2週間以上も止まっていた源泉が復活。温泉街の存続危機に、源泉を管理する会社が懸命の修復にあたっていました。 (和倉温泉合資会社 小泉孝史社長)「(源泉を)絶対に出すという覚悟でやりました。とりあえず明るい材料になって、みなさんを勇気づけられて、よかったなと思います」 しかし、湧き出した源泉を旅館や公衆浴場などに送り出す全ての配管の点検にまでは至っておらず、各施設で利用できるようになるにはもうしばらくかかる見込みです。 それでも地元の人たちは… (地元の人)「お湯が出たのは良かったなと思います。あとは水道が通ってくれれば、そこだけですね」 (地元の人)「うれしかったです。心の底から。みんな喜びますね。(お湯が)輝いていて泣きました」