再び増加している新型コロナウイルスの感染者について、愛知県の大村秀章知事は17日、「第10波に入ったと言わざるを得ない」との認識を示した。同日、県が発表した感染状況(8~14日)では、195定点医療機関から報告された感染者数は2763。1定点あたり14・17で、2022年10~11月の第8波当初の数字を上回った。
増加は8週連続。保健所別の定点あたり報告数は津島の20・14、年代別は20歳代が382人でそれぞれ最多だった。16日時点で851人が入院している。今後、入院患者数が872人以上になった場合、109床の確保病床を用意する。
新型コロナの感染症法上の分類が5類に引き下げられていることから、県は外出自粛などの要請は行わないが、この日記者会見した大村知事は、「感染症が広がりやすい季節。基本的な感染防止対策を」と呼びかけた。