悪路進む水陸両用車「レッドヒッポ」、捜索活動支える

能登半島地震で大規模な土砂崩れが起きた石川県輪島市市ノ瀬町では、発生から3週間を経ても複数の安否不明者が見つからず、大阪府内などから派遣された緊急消防援助隊による捜索活動が続く。この活動を支えるのが、ぬかるみの悪路や荒れ地、水上にまで対応した大型水陸両用車「レッドヒッポ」だ。
レッドヒッポは令和3年、総務省消防庁から大阪市消防局に配備され、災害現場での活動は今回の能登半島地震が初めて。前部ユニットに4人が乗車でき、連結した後部ユニットで10人程度を搬送できる。
レッドヒッポの活動について、援助隊で広報担当を務める大阪市消防局の岡留岳矢・消防司令補(31)は「人力で運ぶのが困難なエンジンカッターや発電機などを一度に運ぶことができる。隊員の休憩所としても効果的に活用できている」と話している。

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