「もううんざり」積もる雪に悲鳴 136校で臨時休校 交通機関にも影響 猛吹雪に注意の北海道

発達する低気圧の影響で、日本海側とオホーツク海側で24日から25日にかけて、猛吹雪や吹きだまりによる交通障害などに警戒が必要です。
テレビ塔の文字がかすむほどの雪。
暴風雪警報が出ている札幌市内では午後から断続的に雪が降っています。
24日の道内は低気圧が発達しながら通過している影響で、宗谷岬で最大瞬間風速28.7メートル、稚内で22.5メートルを観測するなど、日本海側を中心に非常に強い風となっていて、局地的に見通しのきかない猛吹雪となる恐れがあります。
夕方になっても降り続く雪にー
(稚内市民)「もううんざりだわ。雪の捨て場もない、みんな困っている」
26日朝までに多いところで1メートル近い雪が降る予想となっている道内ですが、過去にも似たような暴風雪になったことがあります。
おととし1月、札幌で風速28.2メートルを記録し道内で大荒れとなった暴風。
さらに、おととし2月に恵庭市で積雪133センチを記録した大雪です。
25日以降、これらの風や雪と同じレベルの暴風雪となり、甚大な影響が出るとみられています。
25日は道内の小中高などの公立学校あわせて136校が臨時休校を決め、札幌市内で25日は54校が臨時休校し、2校が始業時間を繰り下げます。
また、JR北海道は除雪作業をするため、札幌発着の各方面の最終列車を運休するほか、夕方ごろから札幌圏の列車の本数を減らして対応するとしています。
一方、路線バスについても心配されますが、ジェイアール北海道バスや中央バスによりますと、25日の運休の予定はないということです。
新千歳空港の掲示板には欠航の文字が並ぶなど空の便にも影響が出ています。
悪天候のため道内発着の55便が欠航となっていて、新日本海フェリーでは低気圧の影響で、小樽港や苫小牧東港発の便など6便で欠航が出ていて、25日も影響が続く見込みです。
道内は25日にかけて冬型の気圧配置が強まるため、日本海側とオホーツク海側で猛吹雪による交通障害や暴風、高波に警戒が必要です。

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