鈴木英敬衆院議員が支部長を務める自民党三重県第4選挙区支部が2021年秋の衆院選直前、国の公共工事を受注した建設会社13社から計約1000万円の寄付を受けた問題で、三重県警が今月、鈴木氏を公職選挙法違反の疑いで書類送検したことが25日、分かった。
公職選挙法は国の公共事業を請け負った事業者から国政選挙に関する寄付の受け取りを禁じている。鈴木氏の事務所は書類送検について「承知していない。今後も捜査には 真摯 に対応する」とのコメントを出した。
支部側は、既に寄付は全額を返還したと説明している。鈴木氏はこれまでの取材に対し、「事務所の確認不足で深く反省している」と述べていた。
鈴木氏は11年に三重県知事に初当選し、3期目だった21年9月に辞職、同10月の衆院選で初当選した。