地震から3週間以上「トイレを流すとボコボコッと…」下水管が詰まる排水不良の被害調査続く 新潟市・西区

能登半島地震発生から3週間以上が経ちました。被害が大きかった新潟市 西区ではいまだに下水道の排水機能が完全に復旧していない場所があり、被害調査が続けられています。
液状化などによる被害が大きかった新潟市 西区 善久(ぜんく)。
この地域では土砂が配管に流れ込んだり、配管がたるんだりする被害があり、一部の住宅で排水不良が続いています。新潟市は下水道の本格的な復旧に向けて被害調査を進めています。
【工事業者は】「掃除した後も水がずっと帯水しているとか、砂が底にたまって出てきてしまうとか、そこが詰まると周りのお宅が全部下水が流れない状態になってしまうのでそれを早めに直してあげる」
新潟市によりますと、地震発生からこれまでに排水不良に関する相談が西区を中心におよそ250件寄せられています。
実際に被害が大きかった西区 善久のこちらの住宅では…【住人は】「前は小でも流れたんだけど、こんな感じになるんだよ。流れがやっぱり止まると不安だよね、特に大なんてね」
そして影響は他にも。トイレの水を流すと台所では…【住人は…】「逆流してくるのなかな。お風呂の水を流した時が一番すごいです。
トイレの中がの水がボコボコって」
配管同士がつながっているトイレや風呂の水を流すと水が逆流したり、地震前には聞かれなかった水が流れる音が聞こえたりするそうです。新潟市は現在、下水道の復旧に向けて被害状況の実態調査を進めるとともに、応急的な修理作業をしています。
ただ、本格的な工事の目途は立っておらず地震から3週間以上が経った今も被害が大きかった住宅では不便な状況が続いています。

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