自民党派閥の政治資金規正法違反事件を巡り、元国家公安委員長で安倍派の山谷えり子参院議員(73)(比例)は、2018~22年に派閥からキックバック(還流)を受けた計2403万円を政治資金収支報告書に記載していなかったとホームページで発表した。
発表によると、事務所の担当者が派閥のパーティー券の販売ノルマを超えた分を現金で還流される際、派閥側から「収支報告書に記載する必要はない」という趣旨の説明を受けたという。
山谷氏は「本来は記載すべきものであったとのことであり、深く反省している」とし、近く全額を派閥に返還するとしている。