武見敬三厚生労働相は30日の閣議後記者会見で、能登半島地震により2次避難所に移るまでの「1・5次避難所」となっている「いしかわ総合スポーツセンター」(金沢市)で、インフルエンザワクチンを無料で接種すると発表した。2月1日から65歳以上を対象に実施する。武見氏は「(災害)関連死の人を一人でも救い出す」と述べた。石川県と厚労省は今後、接種する会場の拡大も検討する。
集団生活が続く避難所などでは感染症のリスクが高いとされ、能登半島地震の避難所でもインフルの患者の発生が相次いでいる。県内では、インフルの定点医療機関当たりの患者数が1月15~21日の週で13・44人と、前週の1・3倍だった。【添島香苗】