NTT西日本の子会社から岡山県内の企業などの顧客情報が大量に流出した問題で、警察は31日、元派遣社員の男を逮捕しました。
不正競争防止法違反の疑いで逮捕されたのは、兵庫県芦屋市の会社員・景山昌浩容疑者(63)です。
警察によりますと、景山容疑者は去年1月、当時派遣社員として勤務していた「NTTビジネスソリューションズ」から、岡山県鏡野町の山田養蜂場の顧客情報3万2759人分を名簿業者にメール送信して売却し、現金およそ2万円を不正に受け取った疑いです。
景山容疑者は、会社のサーバーに管理者アカウントでアクセスし情報を持ち出したとみられていて、警察の調べに対し「すべて間違いありません」と容疑を認めているということです。
NTT西日本は900万件を超える個人情報が流出したと発表していて、警察は、これらについても景山容疑者が売却し、少なくとも2000万円以上を不正に得ていたとみて余罪を追及しています。