JERA発電所火災発生の愛知・武豊町 過去にも複数の爆発事故

火災が発生したJERA武豊(たけとよ)火力発電所のある愛知県武豊町では過去、たびたび爆発事故が発生している。平成12年8月、化学メーカー「日油」の武豊工場で、保管中の無煙火薬約7トンが化学変化で発火する爆発事故が発生。周辺住民60人以上が重軽傷を負い、窓ガラスが割れるなどの民家被害も約800戸に上った。
17年8月には、同工場内で、保管中の無煙火薬原料約33トンが炎上したが、工場は夏休み中で、けが人はなかった。21年11月にも同工場内の点火薬製造室で、火薬製品の原料が爆発。従業員の男性1人が死亡する事故が発生した。
一方、16年7月には町内にある豊石神社の祭りの最中、山車の上で点火した花火が暴発。周辺にいた6人がやけどなど重軽傷を負った。
武豊町での度重なる事故に、X(旧ツイッター)では「武豊町(愛知県)で爆発、ってタイムラインぱっと見て、日油(旧日本油脂)でまた事故が起こってしまったのかとヒヤッとした。どうかみなさんご無事でありますように」などと、過去の事故を想起して周辺住民を気遣う投稿もあった。

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