日本三大樹氷観賞地の森吉山(秋田県北秋田市)で、スノーモンスターと呼ばれる樹氷が見頃を迎えている。
標高約1200メートルの樹氷平では、寒暖を繰り返しながら順調に樹氷が成長。高さ8メートル前後のアオモリトドマツに真っ白に張り付き、神秘的な雪氷の造形を作り出している。
吹雪とガスで視界が利かない3日も、樹氷平の1周約20分の観賞コースには次々とツアー客が訪れ、ポーズを取って撮影に興じていた。
樹氷は世界的にも希少な自然の芸術。台湾や豪州などから訪日外国人が訪れており、樹氷案内人の大川美紀さんは「特別な自然条件でしかできない樹氷。死ぬ前に一度は見てみたいと海外からお客様が訪れている」と話した。