おととし8月、堺市で交際相手だった女性を刺し、殺害した罪などに問われている男が、法廷で被害者に謝罪しました。
起訴状などによりますと、大阪府貝塚市の無職・山本巧次郎被告(24)はおととし8月、堺市西区で以前交際していた大田夏瑚さん(当時20歳)の両脚を複数回切りつけた上胸を突き刺し、さらにベランダから飛び降りた大田さんを何度も刺して、殺害した罪に問われています。
これまでの裁判員裁判で、山本被告の弁護側は「突発性の精神疾患により、責任能力はなかった」と無罪を主張しています。
5日の被告人質問で、山本被告は「大田さんにごめんなさいと伝えたい。本当に取り返しのつかないことで、何でこんなことをしてしまったのか、反省している」と謝罪の言葉を述べました。
このあと検察側が論告で求刑を述べます。