札幌市中央区の医薬品の卸売り会社の倉庫に忍び込み、がん治療薬60個入り1ケース、金額にして850万円相当を盗んだとして、この会社の元社員の24歳の男が窃盗の疑いなどで逮捕されました。
逮捕されたのは札幌市豊平区の会社員、木村一磨容疑者(24歳)です。
警察によりますと、木村容疑者は先月9日から14日にかけて、札幌市中央区にある医薬品の卸売り会社の倉庫に忍び込み、「抗悪性腫瘍剤」と呼ばれるがん治療薬60個入り1ケース、金額にして850万円相当を盗んだ疑いがもたれています。
先月、社員が倉庫からなくなっていることに気づいて警察に被害届けを提出し、捜査の結果、以前、この会社に務めていた木村容疑者が盗んだ疑いが強まったとして、17日、逮捕しました。
調べに対し、木村容疑者は「盗んだことは間違いありません」と容疑を認めていて、警察は、木村容疑者が製薬会社に転売する目的で盗んでいた疑いがあるとみて詳しく調べています。