5日の雪により倒木などが相次いだ影響で、JR中央線は6日、山梨、長野両県にある6駅に停車していた特急「かいじ」と「あずさ」の計6本の乗客計約1700人が車内で一夜を明かした。
JR東日本によると、中央線では、雪による倒木などの影響で、5日午後から高尾―富士見駅間の上下線で運転を見合わせていた。
新宿駅と山梨、長野両県を結ぶ特急6本は、山梨県内の大月駅、小淵沢駅、長野県内の茅野駅など計6駅で、いずれも10時間以上にわたってほぼ動けない状態となった。車内では毛布や飲み物などが提供されたという。
この6本は6日朝になって徐々に動くようになった。大月駅に停車していた特急では、乗客1人が体調不良で救急搬送された。【村田拓也】