大阪・ミナミのグリコ看板下の遊歩道=通称「グリ下」に集まる若者らから「グリ下の帝王」と呼ばれていた男が、10代の女性ら3人に営利目的で睡眠導入剤を譲り渡していたとして再逮捕されました。
麻薬及び向精神薬取締法違反などの疑いで再逮捕された無職の浦野那生容疑者(31)は、去年12月から1月にかけ、SNSなどで知り合った10代女性と10代男性、20代の男子大学生に、それぞれ営利目的で向精神薬である睡眠導入剤を譲渡した疑いが持たれています。
浦野容疑者は3人のうち男子大学生には、大阪・ミナミの戎橋で、睡眠導入剤10錠を3000円で譲り渡していたということです。
警察に対し、浦野容疑者は譲り渡しを認める一方「営利目的ではなかった」と容疑を一部否認しています。
浦野容疑者は1月、女子中学生に「薬をあげる」などと持ちかけ、わいせつ目的で自宅に連れ込んだとして逮捕されています。