宝塚歌劇団の 宙 組に所属する女性が死亡した問題で、歌劇団を運営する阪急電鉄の親会社、阪急阪神ホールディングス(HD)の角和夫会長が8日、「(遺族側との)交渉を続けて、双方、大きな違いはないところまできている。2月中には、話し合いがまとまれば良いと思っている」と述べた。京都市内で同日から始まった関西財界セミナーの会場で報道陣の取材に応じた。一連の問題を巡り、角氏が公の場で発言するのは初めてとみられる。
遺族側は、上級生によるパワハラを認め、謝罪するよう求め、歌劇団と昨年から交渉を続けている。阪急側は、歌劇団内部で不適切な言動があったことを認め、謝罪する方向で調整している。