クリーニング店に客を装って侵入し、従業員女性(63)の首にナイフを押し当てる暴行を加え現金などを奪ったとして、大阪府警は10日、強盗致傷と建造物侵入の疑いで、京都府久御山町野村村東の建設作業員、久保修容疑者(67)を逮捕したと発表した。容疑を認めているという。
逮捕容疑は1月30日午後6時55分ごろ、大阪市北区のクリーニング店に客を装って侵入し、女性の首に果物ナイフを押し当て、「金に困ったから金を出せ」と脅迫。売上金約1万2千円などを奪い、女性の首に全治約1週間のけがをさせたとしている。
府警によると、当時店には他に客はおらず、久保容疑者は入店後にズボンのクリーニングを依頼して客を装っていた。自転車で逃走したが、ズボンに残されていた別のクリーニング店のタグや付近の防犯カメラなどから、久保容疑者を特定したという。