和歌山県御坊市で、７６歳の父親を軽トラックではねて、殺害しようとしたとして、同居する４５歳の息子が逮捕されました。殺人未遂の疑いで逮捕されたのは御坊市湯川町の農業、黒田忠和容疑者（４５）です。 警察によりますと、黒田容疑者は１１日午後８時すぎ、御坊市の漁港で、７６歳の父親と口論となり、容疑者が運転する軽トラックで父親をはね、殺害しようした疑いが持たれています。父親は、外傷性のくも膜下出血などと診断され、病院に搬送。意識はあるということです。 警察によりますと、昨夜、近くにいた釣り人から「漁港で人がひかれて軽トラックが走り去っていった」と１１０番通報があり、息子の行方を探していたところ、県内で見つかったということです。 黒田容疑者は、「殺すつもりはなかった」と容疑の一部を否認しています。警察はなぜ漁港にいたのか、どのような口論があったのか、など当時の詳しい状況や動機を調べています。