秋篠宮さまは14日、総裁を務める恩賜財団済生会が運営する石川県済生会金沢病院(金沢市)を視察された。1月の能登半島地震発生後、皇室の方々の同県入りは初めて。
荒木勉院長らによると、秋篠宮さまは病院側から地震後の対応について聞いた後、入院患者2人や通院患者5人と面会。家屋倒壊で骨折し、車いすに乗る女性患者には、ひざまずいて手を取り「大変でしたね」と話した。涙を流す患者もおり、お見舞いといたわりの言葉を掛けた。
大阪をはじめ他地域の済生会病院から派遣されるなどした職員計10人とも面会。看護師の疲弊を気遣い、励ましの言葉を掛けた。
秋篠宮さまは地震発生以降、済生会の各病院からオンラインで被災状況や医療事情などについて説明を受けていたという。
[時事通信社]