ふるさと納税事業にからむ官製談合事件、市長逮捕の余波…返礼品生産者に広がる不安

佐賀県神埼市の内川修治市長がふるさと納税事業にからむ官製談合事件で逮捕された事件です。返礼品の生産者から市のイメージ低下による受注の減少を懸念する声があがっています。
◆市のイメージ低下は…受注減少を懸念する生産者
この事件は、去年1月に市が公募したふるさと納税PR強化事業の委託契約にからみ特定の会社が選定されるよう秘密事項を漏らし公正な入札を妨げたとして神埼市長の内川修治容疑者が逮捕されたものです。神埼市のふるさと納税の返礼品としてブランドいちご「さがほのか」を提供している農家は、市のイメージ低下により年間およそ1000件にのぼる受注が減少することを懸念しています。
香月さんちのいちご畑 香月涼子代表「寄付される方が神埼市にどういうイメージを持たれるかなっていうのが心配ですよね。リピーターで毎年同じ方が寄付して返礼品を送っているので、そういう方がどう思っているかですよね」
事件をめぐってはふるさと納税PR強化事業を受託した会社の代表ら3人も逮捕されています。神埼市によりますと委託した事業については、一時的に別会社に依頼したため返礼品や書類の発送などに影響はないということです。

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