逮捕の母親「睡眠剤として購入」 児相に説明、4歳次女殺害

東京都台東区の自宅で保育園児の次女=当時(4)=に有害物質「エチレングリコール」と抗精神病薬「オランザピン」を摂取させ殺害したとして殺人容疑で両親が逮捕された事件で、母親の細谷志保容疑者(37)が今年1月に東京都児童相談センターの聞き取りにオランザピンを「睡眠剤としてインターネットで購入し飲んでいる」と説明したことが15日、都への取材で分かった。
自宅ではオランザピン数錠が見つかっており、警視庁浅草署捜査本部は志保容疑者が効能などを把握していたとみて経緯を調べる。
捜査関係者によると、志保容疑者と父親の健一容疑者(43)のいずれかが、不凍液に含まれるエチレングリコールやオランザピンをネット通販で複数回購入していた。
児相などによると、志保容疑者は2019年に建造物等以外放火容疑で逮捕されたことがあり、死亡した次女美輝ちゃんら子ども3人を一時保護。以降も両容疑者と連絡を取り、状況確認を続けていた。
オランザピンは自己目的で個人が海外から輸入する際は、処方箋なしで購入できるケースもある。

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