今日15日(木)は日本海を前線が南下し、低気圧が発達する見込みです。関東では南部を中心に南寄りの風が強まって、春一番となる可能性があります。
強風エリアが内陸まで広がるかが鍵に
日本海を進む低気圧に向かって南西の風が吹き込みます。8時現在、関東南部で目立った風の強まりはまだありませんが、大島屋三宅島などの伊豆諸島付近では6~7m/sの南寄りの風が強まりつつあります。午後になると関東南部では10m/s前後に達するとみられます。関東地方の「春一番」の条件は次の通りです。 ・立春から春分までの期間 ・日本海に低気圧がある ・強い南寄りの風が吹き、気温が上がる(東京で8m/s以上の風で前日より気温が高い)期間や気圧配置は条件を満たすため、東京で平均風速8m/s以上を観測すれば、春一番が発表される可能性が高い状況です。現時点では東京で16~22頃にかけて8m/s以上の風速が予想されています。ただ、関東南部の南西風は東京湾周辺まで強まっても、内陸部で強まらないケースがあります。東京の風速を観測している千代田区・北の丸公園まで強風エリアが拡大するかが注目です。