国内最古と言われる京都大学「吉田寮」の立ち退き訴訟 大学は旧棟の老朽化を理由に 学生らは「覚え書き」が一方的に破棄されたと主張 16日午後判決

国内最古の学生寮とされる京都大学「吉田寮」の一部に住み続ける学生らに対し、大学が退去を求めて起こした訴訟の判決が16日午後に言い渡されます。
京都大学吉田キャンパス構内にある「吉田寮」の旧棟と呼ばれる一部の建物は1913年に建設され、現在も使用されている学生寮としては国内最古とされています。
大学は旧棟の老朽化を理由に寮からの立ち退きを求めましたが、一部の学生らが寮に住み続けたことから2019年に寮の明け渡しを求める訴訟を起こしました。
学生らは寮の補修や建て直しを求めて大学側と重ねてきた「覚え書き」が一方的に破棄されたと主張していて、「築年数の浅い新棟への入寮も認められなくなったのは、大学当局が学生自治を排除するためだ」と訴えてきました。
判決は京都地裁で16日午後3時に言い渡されます。

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