20日、「強風注意報」が出ていた福島県郡山市で、住宅火災が発生し、一時騒然となりました。消防が放水を始めたものの、風の影響で炎が竜巻のように渦を巻き、消火活動は困難に…。火は約1時間40分後に鎮火。焼け跡から1人の遺体が見つかったということです。
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20日正午ごろ、福島・郡山市で、住宅が真っ赤な炎に包まれていました。1階部分が激しく燃え、視界が奪われるほどの煙が…火事発生直後の様子をカメラが捉えました。
現場は、福島県郡山市の住宅街です。
「危ないから離れたほうがいいですよ。危ないです、危ないです!」
「そっち行かない方がいい!」
あたりは一時、騒然としました。
近隣住民
「なんか戸を開けたら煙いんで、見たらこんななってたもんですから、ビックリして」
20日午前11時50分ごろ、近くの住民から「2階建ての住宅が燃えている」と119番通報が入りました。
大勢の消防隊員が駆けつけました。
消防隊員
「中に人はいるの?」
「1階部分から出火!」
記者
「発生から20分ほどたった現場です。現場の建物はいまなお激しく燃えていて、消防による消火活動が行われています」
消防による、放水が始められますが――。
「火の手は、ますます大きくなっているように見えます」
消火活動を困難にしたのが、“強風”です。風の影響で、竜巻のように渦を巻く炎…。出火当時、郡山市には「強風注意報」が出されていました。
壁際に設置されたプロパンガスにも炎が迫ります。消防隊員が近づき、ボンベの栓を閉めると、水がかけられました。
火は約1時間40分後に鎮火しました。
消防によると、この家に住む男性は外出中で無事でしたが、その後の調べで、焼け跡から性別不明の1人の遺体が見つかったということです。
警察と消防が、身元の確認と詳しい出火原因を調べています。