茨城県北茨城市の橋に飾られていたブロンズ像4体がなくなっていることが分かりました。
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21日、その現場に向かうと、台座の上にあるはずのブロンズ像が根元から抜き取られなくなっていました。
ブロンズ像は北茨城市出身の彫刻家・蛭田二郎さんが制作し、「魚の橋」と名付けられ、地元の人にも親しまれていたといいます。
市が1998年に4体あわせて2500万円ほどで設置していたといいます。
北茨城市や警察によると今月17日、北茨城市関南町で「ブロンズ像がなくなっている、前日にはあった」などと市役所に情報提供がありました。職員が確認したところ橋の欄干に飾られたブロンズ像4体がなくなっていたということです。
この橋では、去年8月にも橋の名前が刻まれたブロンズ製の板が盗まれていました。
相次ぐ窃盗被害に近所の人は…
近所の人
「全部ないよね。私はあそこにあるのが当たり前だと思っているから戻してほしいなって。持っていって何するんだよって」
像は台座にボルトで固定されていましたが、引き抜かれたような跡が残っていて、警察が窃盗事件として捜査しています。