札幌市北区のコンビニエンスストアで店員3人が死傷した事件。
逮捕された男は犯行の前に同じ店で商品を購入していたことが分かりました。
男は「刃物をとりに一度自宅へ戻った」と供述しているということです。
これは25日午前6時半すぎの防犯カメラの映像です。
白いラインが入った黒の上着を着て、落ち着いた様子で犯行現場となった店の方向へ歩く男。
この男が宮西容疑者とみられます。
何を思い、店の方向へ歩いているのでしょうか―
このおよそ10分後に次々と店員が襲われました。
札幌市北区の宮西浩隆容疑者は今月25日、札幌市北区のコンビニエンスストアで60歳の男性店員を刃物で刺し、殺害しようとした疑いが持たれています。
ほかにも店員2人が刺され、大橋恵介さんが死亡しました。
(根本記者)「宮西容疑者は犯行前にこの店で商品を購入していることがわかりました」
犯行のおよそ25分前の映像です。
ビニール袋を手に下げた男は、自宅のある方向へと歩いていきます。
これは、犯行のときとは別の上着を着た宮西容疑者とみられる男です。
捜査関係者によりますと、男は犯行前にも同じ店を訪ねていて、商品を購入していたことが新たにわかりました。
「刃物をとりに一度自宅へ戻った」
このような趣旨の供述をしている宮西容疑者。
現場からは包丁など3本もの刃物が押収されていました。
商品購入の際にトラブルになることがあったのでしょうか。
「俺を撃てよ」
さらに犯行後、駆け付けた警察官には発砲を促す発言をしていました。
宮西容疑者は「俺のことを撃てばよかったのに」という趣旨の供述をしているということです。
警察は、宮西容疑者が1回目の来店時に殺意を抱き、自宅に戻って準備をしてから犯行に及んだ可能性もあるとみて捜査しています。