【万博】海外パビリオン完成目標時期に間に合わない国も…吉村知事「開幕に支障が出るような遅れにはならないと」

万博の海外パビリオン、目標の完成時期に間に合わないという国が出てきています。 来年開幕する大阪・関西万博。約60の国が自前で建てるパビリオンを出展する計画です。博覧会協会は、そのパビリオンの建設を完了する目標時期について今年7月~10月に3か月遅らせたばかりですが、関係者によりますと、複数の国の建設完了時期は来年1月以降になる見込みで、目標には間に合わないということです。 来年4月の開幕までに完成できるのか。協会の副会長でもある大阪府の吉村知事は。 (吉村洋文大阪府知事)「間に合うのが難しいと言ってる国に対しては、より寄り添った支援が必要だと思います。開幕に支障が出るような遅れにはならないと思っています」 さらに、開催期間中の懸念の声も。大阪市は、開催期間中にシャトルバスやIR(カジノを含む統合型リゾート)の工事車両など、計1日6000台が夢洲に集まると推定していて、開催期間の後半となる来年8月~10月を中心に会場近くにある阪神高速湾岸線の「湾岸舞洲」出口に1時間あたり最大2300台の車両が集まり渋滞が起きる見込みを明らかにしました。 市は、同じ夢洲で整備が進められるIRの工事車両の通行ルートを変更し、渋滞を避けたいとしていますが、これについて2月29日の大阪市議会では、渋滞の改善を求める声が上がりました。 (公明党 山本智子市議)「一旦、IR工事を中止させ、一日あたり最大約2000台程度のIR工事車両を止めて、万博を最優先させるべき」 これに対し大阪市の横山市長は、公共交通機関での来場を呼びかけたいなどととしています。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする