寿司店が配達したにぎり寿司などが入る料理を食べた19人が、下痢や嘔吐などを訴えました。客や従業員からノロウイルスが検出され、食中毒と断定されました。 伊丹健康福祉事務所によりますと、2月29日と3月1日、伊丹市の寿司店「味のれん」が3か所の葬儀会館に配達したにぎり寿司や巻き寿司などの料理を5グループ76人が食べました。このうち10代から80代の男女19人が、下痢・嘔吐・発熱など食中毒の症状を訴えているということです。いずれも症状は軽く、快方に向かっているということです。 調査の結果、客2人のほか従業員1人からもノロウイルスが検出されたということで、伊丹健康福祉事務所はこの店の料理を原因とする食中毒と断定し、店を3月4日から6日までの3日間、営業禁止処分としました。店側は3日から、営業を自粛しています。伊丹健康福祉事務所は今後、店の衛生管理などを詳しく調べるということです。