岸田首相の在職日数が、7日で886日となり、戦後の首相として歴代9位の田中角栄元首相と並ぶ。自民党の政治資金規正法違反事件など課題が山積し、難しいかじ取りが続いている。
首相は6日、首相官邸で在職日数について記者団から問われると、「災害対応、政治の信頼回復、デフレからの脱却など、先送りできない課題に取り組む毎日が続いている」と述べた。
その上で「これからも決断の積み重ねが続いていくと思う。積み重ねを大事に、一つ一つ課題に臨んでいきたい」と語り、厳しい表情を崩すことはなかった。
首相は4月22日に8位の橋本竜太郎元首相(932日)の記録と並ぶが、7位の岸信介元首相(1241日)を超えるには、秋の党総裁選での再選が条件となる。