会社の福利厚生サービスのポイント5200万円分を自分に付与して使ったとして、警視庁は6日、東京都内の金融サービス会社元社員の女(39)(千葉県松戸市)を背任容疑で逮捕した。2021年10月以降、計約3億4000万円相当のポイントを不正に取得して金券などに交換し、競馬や競艇、オンラインカジノのほか、旅行代金に充てたとみている。
発表によると、女は会社で福利厚生の担当課長だった昨年1月、法人契約する福利厚生サービスのポイント5200万円分を自分のアカウントに付与し、会社に損害を与えた疑い。容疑を認めている。
特定の社員に大量のポイントが付与されていることに気づいたサービス運営会社が会社に連絡して発覚。会社は昨年7月、女を懲戒解雇し、警視庁に告訴していた。