去年7月、千葉県成田市のホテルで薬物中毒の可能性がある男が死亡しているのが見つかっていましたが、警察は男がコカインなどの違法薬物の密輸に関与したとして「容疑者死亡」のまま書類送検し、死亡した男と共謀したとして男3人を逮捕しました。
去年7月、成田市内のホテルの客室で男(当時24)が死亡しているのが見つかり、男の体の中からはビニールで包まれた繭玉のような形をした「かたまり」が見つかっていました。
警察は、男が違法薬物を飲み込んで密輸したとみて捜査していましたが、鑑定の結果、男が飲み込んだ「かたまり」にはコカインと大麻が含まれていたことが分かったということです。
警察は、男が営利目的でコカインおよそ250グラムと、大麻およそ10グラムを体の中に隠してアメリカから密輸したとして、麻薬取締法違反などの疑いで容疑者死亡のまま書類送検しました。
さらに警察は、自称・自営業の吉田辰一容疑者(34)と風俗店従業員の久保貴寛容疑者(32)、無職の真坂怜斗容疑者(24)を、この違法薬物の密輸に関与したとして逮捕しました。
警察は捜査に支障があるとして認否を明らかにしていません。