東京五輪汚職事件 武藤敏郎元事務総長が証人として出廷へ

東京オリンピック・パラリンピックを巡る汚職事件の裁判で、賄賂を受け取ったとして起訴された大会組織委員会の高橋治之元理事の次回の公判に、大会組織委員会の武藤敏郎元事務総長が証人として出廷することが決まりました。
この事件はおととし、大会組織委員会元理事の高橋治之被告が大会のスポンサーなど、あわせて5社から総額およそ2億円の賄賂を受け取ったとして、東京地検特捜部に逮捕・起訴されたものです。
きょう東京地裁で開かれた裁判で、3月27日に開かれる次回の公判に、検察側の証人として武藤敏郎元事務総長が出廷することが決まりました。
裁判では、高橋被告が「みなし公務員」としてマーケティング業務に関する職務権限があったかどうかが争点になっていることから、武藤元事務総長は組織委員会の事務局を指揮していた立場として、高橋被告の職務権限について証言を求められるものとみられます。

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