政府の地震調査委員会は、相次ぐ千葉県東方沖を震源とする地震について、「一時に比べ発生回数は減っているものの、1か月程度は震度5弱程度の地震への引き続き注意を続けてほしい」と呼びかけています。
千葉県東方沖やその周辺では、先月26日深夜から地震活動が活発になっていて、きょう(11日)午前8時までに震度1以上を観測した地震は、あわせて42回発生しています。
日別の発生回数では、先月29日と今月2日の10回がピークで、きょうまでの5日間では最大2回とピーク時に比べて減少しています。
これについて、地震調査委員会の平田直会長は「過去の例では、地震活動が活発な時期からかなり経ってから大きい地震が発生したこともある」として、地震が活発になってから1か月程度は震度5弱程度の強い揺れに注意を続けるよう呼びかけました。