10日午前、札幌市豊平区の住宅で、それぞれ髪をつかんだり、包丁を示したりしたとして、どちらも20代の夫婦が逮捕されました。
暴行と暴力処罰法違反の疑いでそれぞれ逮捕されたのは、札幌市豊平区に住む20代の夫婦です。 警察によりますと、夫婦は10日午前10時半ごろ、自宅で、夫が酒を飲んで朝帰りしたことなどで口論になりました。 その後、夫が妻の髪をつかんだ疑い、妻は夫に包丁を示して「何かしたら正当防衛だからね」などと脅した疑いが持たれています。 まず妻が「夫に髪を引っ張られた」と通報。 その２分後、夫も「妻に包丁を向けられている」と通報し、駆け付けた警察官が調べをすすめ、その場で夫婦を逮捕しました。 取り調べに対し、夫は「妻の髪をつかんで、引っ張ったことは間違いない」。
妻も「包丁が夫の方に向いていたことは、間違いない」などと話し、どちらも容疑を認めているということです。 この夫婦をめぐっては、おととし、妻から「夫に暴力をふるわれている」という内容の相談歴があり、警察は夫婦間で暴力行為がくり返されていた可能性を含め、引き続き調べをすすめています。