「西山ファーム」をめぐる巨額投資詐欺事件で、13日に逮捕された元代表の男は「四天王」と呼ばれる4人とともに金をだまし取っていたとみられることが新たにわかりました。
14日朝に送検された「西山ファーム」元代表の山崎裕輔容疑者(43)は、2018年から2019年にかけて、横浜市の女性にうその投資話を持ち掛けおよそ786万円をだまし取った疑いが持たれています。
その後の警察への取材で山崎容疑者は、共犯者の中でも売り上げの多い4人を「四天王」として配置して動かし、金をだましとっていたとみられることが新たにわかりました。
役職を設け、売り上げや紹介人数に応じた報酬を渡すことで出資者を増やし効率的に金を集めていたとみられていて、出資者の中には月に400万円以上の紹介料を受け取っていた人もいたということです。
「西山ファーム」は少なくとも133億円を不正に集めたとされていて、警察は、山崎容疑者が首謀者とみて全容解明に向けて調べを進めています。