「町政への信用害した程度は著しい」元副町長に有罪判決 和歌山・日高川町 学校改修工事めぐる汚職事件

和歌山県日高川町が発注した工事の入札をめぐる汚職事件で、業者に便宜を図った見返りに現金を受け取ったなどとして、加重収賄などの罪に問われた元副町長に、和歌山地裁は執行猶予の付いた有罪判決を言い渡しました。
和歌山県日高川町の元副町長・小早川幸信被告(67)は、2020年から去年にかけて町が発注した小・中学校改修工事の入札に関わる情報を漏らした見返りに、業者から3回にわたって現金計70万円を受け取ったとして、加重収賄の罪などに問われています。
裁判で小早川被告は起訴内容を認め、検察は「町内の業者に落札させたいとの気持ちから、情報を漏らすことに応じた」などと指摘していました。
和歌山地裁は18日、「入札の公正や町政への信用を害した程度は著しい」としつつ、「罪を認め反省していて、副町長の職を辞している」などとして、懲役2年6ヵ月、執行猶予4年の判決を言い渡しました。

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