店員3人が殺傷された事件発生から3週間…現場の札幌市北区のコンビニエンスストアで18日朝、営業が再開されました。
出入口の横に、献花台が設置されているコンビニエンスストア…休業を余儀なくされていましたが、3人殺傷事件から3週間の18日午前6時、営業が再開されました。
事件発生は2月25日、店内で店員3人が刃物で襲われ、大橋恵介さん40歳が死亡、60代の男性と50代の女性2人も大けがをしました。
死亡した大橋さんは当日、弁当の予約が多かったため、たまたま本社から派遣されていました。
警察は、60代の男性店員に対する殺人未遂の疑いで、札幌市北区の無職、宮西浩隆容疑者43歳をその場で逮捕した後、大橋さんへの殺人、50代の女性店員への殺人未遂の疑いでも17日、逮捕しました。
取り調べに対し、宮西容疑者は「間違いありません。殺すつもりで刺しました」などと話し、容疑を認める一方で「どのコンビニのレジでも、男性店員に対応されるのが不満だった」という趣旨の供述をしているということです。
宮西容疑者は事件前、現場の店舗を訪れた後、自宅に戻り、複数の刃物を持ち、犯行に及んだとみられていますが、1回目の訪店は、函館市から夜行バスに乗り、帰宅途中だったことも新たにわかりました。
その時、店舗で対応したのも、男性の店員だったということです。
死傷した3人と宮西容疑者は無関係で、これまでにトラブルも確認されていません。
警察は、宮西容疑者が一方的に殺意を抱いたとみて、引き続き動機などの調べをすすめています。