北海道・釧路警察署は17日、現住建造物等放火未遂の疑いで釧路市に住む無職の男(48)を緊急逮捕しました。
男は17日午後10時ごろ、両親と同居する自宅の玄関内で家に延焼することを予見しながら灯油を自らの体にかけ、ライターを点火して燃やそうとした疑いが持たれています。
男の様子を見た父親がライターをその場で取り上げたため、火災にはいたりませんでした。
母親からの通報をうけ警察が駆けつけたときには男は車で現場を離れていましたが、1時間近く経ってから自宅に戻ってきたところを警察に緊急逮捕されました。
警察によりますと男は当日夜に機嫌が悪い状態で外出先から帰宅し、一度自室に入ったあと「死んでやる」などと言って犯行に及んだということです。
調べに対し男は「実家に火をつけようとしたわけではない。外に出て自分に火をつけて燃えて死んでやろうと思った」と供述し、容疑を一部否認しています。
警察は男の犯行の動機などについて慎重に調べています。