福岡県太宰府市の自宅で18日、男性(48)の背中や鼠径部を果物ナイフで刺して殺害しようとしたとして、警察は43歳の無職の女を殺人未遂容疑で逮捕した。男性は全治2週間のけがをしたが、命に別状はないという。
◆肺まで達する刺し傷…逮捕の女は「してしまったことは後悔」も殺意は否認
警察によると、逮捕された女と被害者の男性は交際中で、この日は一緒に知人宅で飲食した後、女の自宅アパートでさらに飲酒していた。男性は刺されてから数時間以上が経過してから病院を訪れて治療を受けていて、病院側が警察に通報して発覚した。被疑者の女と被害者の男性は当初、ともに「酒に酔っていてよく覚えていない」などと話していたが、その後の取り調べに対し、女は口論になって刃物で男性を傷つけたことを認めたうえで、「殺そうという気持ちはなかった」と殺意については否認。また、「刃物を使ったのは間違いだった。してしまったことは後悔している」などと話しているという。診断によると背中の刺し傷は肺にまで達していたことから、警察は殺人未遂にあたると判断した。