天皇皇后両陛下の長女・愛子さまが、きょう、学習院大学の卒業式を迎え、「充実した4年間を過ごすことができました」と大学生活を振り返られました。
記者「ご卒業おめでとうございます」愛子さま「ありがとうございます」記者「大学生活を振り返られていかがですか」愛子さま「最初の3年間はオンライン授業で、最後の1年はこのキャンパスに通い、たくさんの新しい学びを得て、充実した4年間を過ごすことができました。素晴らしい先生方や友人たちと出会えたことも、うれしく、また、ありがたく思っております」
愛子さまは午前9時すぎ、東京・豊島区の学習院大学での卒業式を前に、報道陣からの問いかけに笑顔で答えられました。
愛子さまは、事前に宮内記者会から卒業を迎えた心境についての質問に文書で回答されました。
愛子さま文書「友人たちと一緒に授業を受けたり、直に話をして笑い合ったり、学内の様々な場所を訪れたりしたことは、私にとって忘れることのできない一生の思い出となりました」
愛子さまは、2020年4月に天皇陛下も学ばれた学習院大学文学部に入学し、日本語日本文学科で「源氏物語」などの古典文学について学ばれてきました。
新型コロナの感染拡大を受け、愛子さまはおよそ3年間、オンラインで授業を受けていましたが、去年4月以降は対面授業が再開し、卒業論文に取り組まれていました。
その後、中世を代表する女流歌人の1人、式子内親王を研究対象にした「式子内親王とその和歌の研究」というテーマで去年12月に卒業論文を提出されていました。
愛子さまは、来月から日本赤十字社で嘱託職員として勤務しながら、成年皇族として公務に取り組まれます。