致死率27%マダニ媒介感染症 ヒトからヒトへの感染を国内で初めて確認 海外では接触感染の事例報告「リスク感じたときに病院へ」【news23】

マダニが媒介する感染症「SFTS=重症熱性血小板減少症候群」のヒトからヒトへの感染が国内で初めて確認。海外では接触感染での事例報告も。
マダニ媒介SFTSヒトからヒト感染
マダニが媒介する感染症「SFTS=重症熱性血小板減少症候群」のヒトからヒトへの感染が国内で初めて確認されました。
SFTSは国内での致死率は27%とされ、有効な治療薬はありません。
感染したのは20代の男性医師で、2023年4月、SFTSに感染した90代の男性患者の治療をしたあとに発熱しました。その後SFTSと診断されましたが、症状は改善しているということです。
ヒトからヒトへの感染例は海外で報告されていて主に「接触感染」だと専門家はいいます。
宮崎大学産業動物防疫リサーチセンター 岡林環樹副センター長「中国で10報告ぐらい、韓国で1例ぐらい。特に医療関係者や重症の患者に触れたいわゆる濃厚接触者。家族や葬儀対応に関わった方で感染が報告されている」
「体調不良を感じた場合、特に自分がダニに噛まれたとか、弱った動物に触ったとかそういうリスクを感じた時に必ず病院に行って欲しい」

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