東京都は22日、トラックの荷台に大型広告を掲示する広告宣伝車の規制を6月30日から強化すると発表した。広告デザインの事前審査の対象を、都内を走る全ての車両に拡大し、過激なデザインの宣伝車の一掃を目指す。
都屋外広告物条例の施行規則は、都内を走る宣伝車に対し、業界団体によるデザイン審査を事前に受けるよう求めている。ただ、審査対象を都内ナンバーに限ったため、審査を受けずに過激なデザインの広告を掲示する都外ナンバーの車両が増加。市民から都に「景観を損なう」などの苦情が寄せられていた。
都は22日付で施行規則を改正し、審査対象を都外ナンバーに拡大した。審査を通った車両には、車体に許可票を貼ることを求める。事業者向けに改正内容を説明する動画を都ホームページで公開しており、問い合わせも受け付けている。