男3人に実刑判決=青森ドラム缶遺体―名古屋地裁

青森県弘前市で2022年8月、ドラム缶の中からコンクリート詰めにされた男性の遺体が見つかった事件で、傷害致死罪に問われた横井秀哉被告(49)ら男3人の裁判員裁判の判決が22日、名古屋地裁であった。平城文啓裁判長は横井被告を懲役7年6月(求刑懲役8年)とし、残る2人にも懲役6年6月と4年6月(いずれも同7年)を言い渡した。
公判で3人は暴行と死亡との因果関係を否定するなどして傷害致死罪の成立を争ったが、平城裁判長は「男性は暴行を受けたことによる呼吸不全で死亡した」と認定。勝田茂被告(53)=同罪で起訴=の会社の従業員だった3人が、同被告の指示で男性を殴るなどしたとし、「集団による一方的で執拗(しつよう)な暴行だった」と述べた。
判決によると、4人は共謀して15年2月6日、津市またはその周辺で、内装業平塚崇さん=当時(26)=を暴行。同8日ごろ、愛知県小牧市内にあった勝田被告宅で死亡させた。
遺体はドラム缶に詰められ、弘前市の資材置き場で発見された。
勝田被告の公判は分離されている。
[時事通信社]

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